IT業界でキャリアアップを目指す中で、「PM(プロジェクトマネージャー)の将来性はあるのか?」と気になっている方は多いでしょう。
結論から言うと、PMの将来性は非常に高いです。
DX推進、AI活用、クラウド移行など企業のIT投資が拡大する中で、プロジェクト全体を管理できるPMの需要は年々高まっています。一方で、高度なマネジメントスキルが求められるため、人材不足も続いています。
この記事では、
- PMの将来性が高い理由
- 今後の市場価値
- メリット・デメリット
- 他職種との比較
- PMに向いている人
- PMになるためのロードマップ
まで網羅的に解説します。
PMへの転職やキャリアアップを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
PMの将来性は非常に高い
PMは今後10年以上にわたって需要が続く可能性が高い職種です。
その理由は単純で、ITプロジェクトがなくならないからです。
DX推進によりPM需要が拡大している
現在、多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しています。
例えば、
- 基幹システムの刷新
- クラウド移行
- AI導入
- 業務効率化システム開発
- Webサービス開発
など、多数のプロジェクトが進行しています。
プロジェクトが増えるほど、全体を統括するPMの必要性も高まります。
PM人材は慢性的に不足している
ITエンジニアは増加傾向にありますが、PM経験者は不足しています。
理由は以下の通りです。
- 技術力が必要
- マネジメント力が必要
- 顧客折衝力が必要
- 予算管理能力が必要
誰でもすぐにできる仕事ではありません。
そのため市場価値が高く、高年収を実現しやすい職種となっています。
AI時代でもPMはなくならない
近年は生成AIの普及により、
「PMはAIに仕事を奪われるのでは?」
という声もあります。
しかし実際には逆です。
AIは、
- 資料作成
- スケジュール管理
- 議事録作成
などの補助は可能です。
一方で、
- 利害関係者との調整
- 意思決定
- リスク管理
- チームマネジメント
は人間にしかできません。
今後はAIを活用できるPMの価値がさらに高まるでしょう。
PMとは?まず知っておきたい基礎知識
将来性を理解するために、まずPMの役割を確認しましょう。
PM(プロジェクトマネージャー)の仕事内容
PMとは、プロジェクト全体の責任者です。
主な業務は以下の通りです。
- プロジェクト計画策定
- 要件定義
- メンバー管理
- 進捗管理
- 品質管理
- コスト管理
- 顧客折衝
- リスク管理
簡単に言えば、
「プロジェクト成功の責任者」
です。
PMとPLの違い
混同されやすいのがPL(プロジェクトリーダー)です。
| 項目 | PM | PL |
|---|---|---|
| 役割 | 全体責任者 | 開発チーム責任者 |
| 管理範囲 | プロジェクト全体 | チーム単位 |
| 顧客対応 | 多い | 少ない |
| 予算管理 | 行う | 基本なし |
| 年収 | 高い | やや高い |
PMはより経営視点に近いポジションです。
PMになるメリット・デメリット
PMになるメリット
年収アップが期待できる
PMはIT職種の中でも高年収です。
一般的には、
- メンバー:400〜600万円
- SE:500〜700万円
- PM:700〜1,200万円以上
を目指せます。
経験によってはさらに高収入も可能です。
市場価値が高い
PM経験は転職市場で高く評価されます。
- SIer
- Web企業
- SaaS企業
- コンサル企業
など幅広い業界で需要があります。
経営視点が身につく
PMは技術だけでなく、
- 売上
- 利益
- 投資対効果
も考える立場です。
将来的に、
- ITコンサルタント
- 部長
- CTO
- 事業責任者
などへキャリアアップしやすくなります。
PMになるデメリット
責任が重い
プロジェクト失敗時の責任を負います。
プレッシャーは大きい仕事です。
技術だけでは評価されない
エンジニア時代のように技術力だけでは活躍できません。
コミュニケーション能力や調整力も必要です。
業務量が多い
進捗管理や顧客対応など業務範囲が広くなります。
PMと他職種の将来性比較
PMを目指すべきか判断するために、代表的なIT職種と比較してみましょう。
| 職種 | 将来性 | 年収目安 | AI代替リスク | キャリアの広さ |
|---|---|---|---|---|
| PM | 非常に高い | 700〜1,200万円以上 | 低い | 非常に広い |
| SE | 高い | 500〜800万円 | 中程度 | 高い |
| インフラエンジニア | 高い | 500〜900万円 | 低い | 高い |
| Webエンジニア | 高い | 500〜1,000万円 | 中程度 | 高い |
| テスター | 普通 | 350〜600万円 | 高い | やや狭い |
将来的な市場価値という観点では、PMは非常に有利なポジションです。
PMがおすすめの人・向かない人
PMがおすすめの人
以下に当てはまる人はPM適性があります。
- リーダー経験がある
- 人と話すのが好き
- 課題解決が得意
- 全体最適を考えられる
- キャリアアップしたい
- 年収を上げたい
PMに向かない人
以下のタイプは苦労する可能性があります。
- 技術だけやりたい
- 人との調整が苦手
- 責任を負いたくない
- マルチタスクが苦手
専門技術を極めたい場合は、スペシャリスト路線も選択肢です。
PMになるための手順
STEP1:エンジニア経験を積む
まずは開発またはインフラ経験を積みます。
目安は3〜5年程度です。
STEP2:PL経験を積む
小規模チームのリーダーを担当します。
ここでマネジメント経験を身につけます。
STEP3:PM補佐を経験する
PMOやサブPMとして、
- スケジュール管理
- 予算管理
- 顧客対応
を経験しましょう。
STEP4:PMへ昇格する
中小規模案件から担当し、徐々に大規模案件へステップアップします。
STEP5:転職で年収アップを狙う
PM経験を積むと、
- SIer
- SaaS企業
- ITコンサル
- メガベンチャー
への転職も可能になります。
よくある質問
PMは未経験からなれますか?
完全未経験からいきなりPMになるのは難しいです。
まずはエンジニアやPL経験を積むのが一般的です。
PMに資格は必要ですか?
必須ではありません。
ただし、
- PMP
- プロジェクトマネージャ試験
- AWS認定資格
などは評価されやすくなります。
PMは何歳からでも目指せますか?
可能です。
実際には30代〜40代でPMになるケースが多いです。
PMとITコンサルはどちらが将来性がありますか?
どちらも高いですが、ITコンサルはより上流工程に携わります。
まずPMを経験してからITコンサルへ進む人も多くいます。
PMの年収はどれくらいですか?
一般的には700万円以上が目安です。
大手企業や外資系では1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
PMとして市場価値を高めたいなら転職市場を確認しよう
PMは今後も高い需要が期待できる職種です。
しかし、
- 自分の市場価値はどれくらいか
- どの企業なら年収アップできるか
- PM求人はどれくらいあるのか
は実際に転職市場を見なければ分かりません。
転職するかどうか決めていなくても、まずはIT特化型転職エージェントに登録して情報収集するのがおすすめです。
キャリア相談だけでも利用できるため、今後の選択肢を広げられます。
まとめ
PMの将来性は非常に高く、今後も需要が拡大する可能性が高い職種です。
その理由は、
- DX推進が加速している
- PM人材が不足している
- AIでは代替しにくい
- 高年収を実現しやすい
- キャリアの選択肢が広い
からです。
特にIT業界で年収アップやキャリアアップを目指す方にとって、PMは有力な選択肢と言えるでしょう。
現在エンジニアとして働いている方は、まずPLやPM補佐の経験を積み、段階的にPMを目指してみてください。
将来の市場価値を高めたいなら、まずは転職エージェントでPM求人を確認し、自分の可能性を把握することから始めるのがおすすめです。
