「未経験からIT業界に転職したいけれど、自分でも採用されるのか不安」
「IT転職エージェントを使いたいけれど、どこを選べばいいか分からない」
このような悩みを抱えている方は少なくありません。
未経験からIT業界を目指す場合、転職エージェントを利用することで、求人探しから応募書類、面接対策まで転職活動を効率的に進められます。
一方で、IT転職エージェントにはそれぞれ得意分野があります。
そのため、「有名だから」という理由だけで選ぶのではなく、自分の年齢・経験・希望職種・勤務地に合うサービスを選ぶことが重要です。
この記事では、未経験IT転職におすすめの転職エージェントを紹介するとともに、選び方や利用時の注意点まで詳しく解説します。
未経験からIT転職するなら転職エージェントがおすすめな理由
結論からいうと、未経験からIT業界へ転職するなら、転職エージェントを利用するメリットは大きいといえます。
特に重要なのは、
- 未経験求人を探しやすい
- IT職種について相談できる
- 応募書類を添削してもらえる
- 面接対策を受けられる
- 企業選びについて相談できる
という5点です。
未経験求人を探しやすくなる
転職サイトで「未経験」と検索するだけでも求人は探せます。
しかし、求人票だけでは、
- 本当に未経験者を採用しているのか
- どのような人材を求めているのか
- 入社後の研修はどの程度あるのか
- どのようなキャリアを想定しているのか
などを判断しにくいことがあります。
転職エージェントなら、希望条件やこれまでの経験を伝えたうえで求人を紹介してもらえます。
自分に合うIT職種を相談できる
「IT業界に行きたい」という希望だけでは、応募先を決めるのは難しいでしょう。
IT業界には、
- インフラエンジニア
- Webエンジニア
- プログラマー
- ITサポート
- 社内SE
- IT営業
- Webマーケター
- ITコンサルタント
など、さまざまな職種があります。
未経験者の場合は、「IT業界に入りたい」という希望を具体的な職種まで落とし込むことが重要です。
応募書類を添削してもらえる
未経験転職では、IT経験がないことを隠すのではなく、これまでの経験を応募先でどう活かせるかを説明する必要があります。
例えば営業経験がある場合、
「営業しか経験していない」
ではなく、
「顧客との課題整理や提案経験をIT営業・ITソリューションの提案に活かせる」
といった形で整理できます。
自分では気づきにくい経験の強みを整理できるのが、転職エージェントを使うメリットの一つです。
面接対策を受けられる
未経験IT転職では、
「なぜIT業界なのか」
「なぜ今からIT職種を目指すのか」
「入社後にどのようなキャリアを考えているのか」
などを説明できるようにしておく必要があります。
転職エージェントでは、こうした質問への回答を一緒に整理したり、面接対策を受けたりできます。
企業選びについて相談できる
未経験者は、求人票だけでは企業を比較しにくいことがあります。
給与だけを見るのではなく、
- 研修内容
- 配属先
- 業務内容
- 使用する技術
- キャリアパス
- 勤務形態
- 残業
- 評価制度
などを確認しましょう。
エージェントから説明を受けたうえで、自分でも求人票や企業の公式情報を確認することが大切です。
未経験者におすすめのIT転職エージェント10選
ここでは、未経験者が比較候補にしやすいサービスを紹介します。
なお、「未経験者におすすめ」といっても、すべての人に最適とは限りません。
年齢、希望職種、勤務地、これまでの経験によって適したサービスは変わります。
| サービス | 向いている人 | 特徴 |
|---|---|---|
| ワークポート | IT業界を幅広く検討したい人 | IT分野の転職支援・全国展開 |
| ユニゾンキャリア | 未経験からITエンジニアを目指す人 | IT特化・未経験求人あり |
| マイナビITエージェント | 大手サービスを利用したい人 | IT・Web系に対応 |
| リクルートエージェント | 求人の選択肢を広げたい人 | 総合型 |
| doda | IT以外も含めて比較したい人 | 総合型・IT求人も豊富 |
| type転職エージェント | IT・Web系を希望する人 | 職種別アドバイザー |
| Geekly | IT・Web・ゲーム系を希望する人 | IT特化 |
| レバテックキャリア | ITエンジニアを目指す人 | ITエンジニア特化 |
| DYM就職 | 第二新卒・既卒など | 未経験転職に対応 |
| ウズキャリIT | 若手・未経験からITを目指す人 | IT学習・転職支援 |
※サービスの対応条件や求人状況は変更される可能性があるため、登録前に公式サイトで確認してください。
ワークポート
ワークポートは、人材紹介サービスを全国47都道府県に展開しており、未経験からITエンジニアを目指す人向けの無料ITエンジニアスクール「みんスク」も運営しています。
向いている人
- 未経験からIT業界を目指したい
- エンジニアを検討している
- 地方を含めて求人を探したい
- IT学習から転職まで相談したい
一方で、スクールや求人だけで判断せず、実際の仕事内容や配属先を確認してから応募することが重要です。
ユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアはIT・Web・ゲーム業界を専門とする転職・就職支援サービスです。
公式の求人検索では「未経験歓迎」「研修制度有」「資格取得支援制度」などの条件からITエンジニア求人を検索できます。
また、ITスクールでは未経験者向けの学習支援も提供しています。
向いている人
- 未経験からITエンジニアを目指したい
- IT業界について基礎から相談したい
- 学習と転職活動を並行したい
マイナビITエージェント
マイナビITエージェントでは、IT業界未経験者や異業種出身者を受け入れている企業もあると公式に案内されています。ITエンジニア以外のIT職種について相談できるケースもあります。
向いている人
- 大手の転職支援サービスを利用したい
- ITエンジニア以外も検討したい
- キャリアについて相談しながら転職したい
ただし、未経験者が応募できる求人は経歴や希望条件によって異なるため、登録時に「IT業界未経験」であることを伝えましょう。
リクルートエージェント
リクルートエージェントのような総合型エージェントは、IT業界だけに絞らず求人を探したい人に向いています。
IT未経験者の場合も、最初から「エンジニアだけ」と決めつけず、
- IT営業
- ITサポート
- 社内SE
- Web系職種
などを含めて選択肢を確認できます。
特に地方転職や異業種転職では、IT特化型と総合型を併用する方法も有効です。
doda
dodaは総合型の転職サービスで、公式にはITエンジニア求人を5万件以上扱っていると案内されています。未経験分野や異業種の求人も提案可能としています。
ただし、IT業界未経験の場合、担当者が必ずしもIT専任になるとは限らない点には注意が必要です。
向いている人
- 求人の選択肢を広げたい
- IT以外の職種も比較したい
- 総合型サービスを使いたい
type転職エージェント
type転職エージェントは、IT・Web領域を含む職種別の専任キャリアアドバイザー体制を採用しています。
公式サイトでは、未経験の業界・職種へのチャレンジを対象とした相談会も案内されています。
向いている人
- IT・Web系を希望している
- キャリア相談を重視したい
- 応募書類や面接対策も相談したい
求人エリアについては、登録前に希望勤務地の求人を確認しましょう。
Geekly
GeeklyはIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。
2026年6月時点で、IT転職支援実績23,000名以上、IT求人46,000件以上と公式に案内しています。
また、公式には業界・職種未経験者の支援実績もあるとしています。ただし、異業種・異職種からの転職では自己研鑽や志望動機が重要になると説明しています。
そのため、完全未経験者なら「未経験だから必ず紹介される」と考えるのではなく、現在のスキルと希望職種を相談することが重要です。
レバテックキャリア
レバテックキャリアはITエンジニア転職に特化したサービスです。
一方で、未経験者の場合は、経験者向け求人が中心となる可能性があります。
そのため、
- プログラミング経験がある
- ITスクールで学習している
- ポートフォリオがある
- IT職種に関連する業務経験がある
といった人は候補として比較し、完全未経験の場合は未経験者向けサービスと併用して求人状況を確認するとよいでしょう。
DYM就職
DYM就職は、第二新卒・既卒・フリーターなどを含む未経験者向けの就職・転職支援を展開しています。公式サイトでも「未経験から就活・転職するなら」と案内しています。
向いている人
- 職歴に自信がない
- 第二新卒・既卒
- 未経験から正社員を目指したい
- IT以外の選択肢も含めて相談したい
ウズキャリIT
ウズキャリITは、若手・未経験者がITエンジニアを目指す際の比較候補になります。
ただし、サービスの対象年齢や求人条件は変更される可能性があるため、利用時点の公式情報を確認してください。
未経験者向けIT転職エージェントの選び方
おすすめランキングだけで決めるのではなく、次の5項目を確認しましょう。
未経験歓迎求人を扱っているか
まず確認したいのが「未経験歓迎」の求人です。
ただし、
未経験歓迎=誰でも採用される
ではありません。
求人によって求める人物像や経験、年齢、勤務地などは異なります。
希望するIT職種に強いか
「IT業界に強い」というだけで選ぶのではなく、自分が目指す職種との相性を確認しましょう。
例えば、
- エンジニア → ITエンジニア特化型
- IT営業 → 総合型+IT系
- Webマーケター → Web・マーケティング系
- 第二新卒 → 若手向けサービス
というように考えます。
求人の勤務地が希望と合っているか
IT求人は都市部に集中している場合があります。
地方在住の場合は、
- フルリモート
- リモート併用
- 地方拠点
- 全国対応
などを確認しましょう。
書類・面接サポートがあるか
未経験者の場合、職歴をIT転職につなげる説明が重要です。
そのため、
- 履歴書添削
- 職務経歴書添削
- 面接対策
- キャリア相談
の有無を確認しましょう。
担当者との相性が合うか
意外に重要なのが担当者との相性です。
求人を大量に紹介されても、希望と合っていなければ転職活動の負担になります。
「希望条件を理解してくれるか」
「質問に具体的に答えてくれるか」
「応募を急かされないか」
を確認しましょう。
IT特化型と総合型はどちらがおすすめ?
結論として、迷った場合はIT特化型と総合型を比較する方法がおすすめです。
IT特化型のメリット
IT特化型は、
- IT職種の知識
- 技術領域
- キャリアパス
- IT企業の求人
などについて相談しやすい点がメリットです。
総合型のメリット
総合型は、
- IT以外の選択肢
- 異業種求人
- 地方求人
- 幅広い企業
を比較しやすい点がメリットです。
迷ったら2〜3社を併用する
1社だけではなく、2〜3社程度に相談して比較する方法があります。
比較するポイントは、
| 比較項目 | 確認すること |
|---|---|
| 求人数 | 自分が応募できる求人があるか |
| 求人の質 | 希望条件に合っているか |
| 担当者 | 希望を理解しているか |
| サポート | 書類・面接対策があるか |
| 情報量 | 企業について詳しく説明できるか |
重要なのは「登録数を増やすこと」ではありません。
自分に合うサービスと担当者を見つけることを優先しましょう。
未経験から目指しやすいIT職種
「IT業界に転職したいけれど、どの職種がいいか分からない」という人も多いでしょう。
インフラエンジニア
サーバー、ネットワーク、クラウドなどITインフラを支える職種です。
未経験者向け求人を探す際は、
- 研修内容
- 資格取得支援
- 実際の配属先
- 運用保守からのキャリアパス
などを確認しましょう。
プログラマー・Webエンジニア
プログラムを書いてシステムやWebサービスを開発する仕事です。
未経験から目指す場合は、基礎的なプログラミング学習を行い、自分がどの分野に興味があるのか整理しておくとよいでしょう。
ITサポート・ヘルプデスク
社内ユーザーや顧客からのITに関する問い合わせに対応する仕事です。
IT業界への入り口として検討できる一方、仕事内容は企業によって大きく異なります。
将来的にエンジニアを目指す場合は、どのような業務経験を積めるのか確認しましょう。
IT営業
IT製品やシステム、SaaSなどを企業に提案する仕事です。
営業経験がある人は、これまでの経験を活かしながらIT業界へ移る選択肢になります。
Webマーケター
SEO、Web広告、SNS、アクセス解析などを扱う職種です。
「IT=プログラミング」と考えず、これまでの営業・販売・マーケティング経験を活かせる職種も検討しましょう。
未経験からIT転職するために準備しておきたいこと
IT業界・職種を理解する
まず、
「IT業界に行きたい」
ではなく、
「どの職種を目指すのか」
まで整理しましょう。
志望理由を整理する
「将来性がありそうだから」
だけではなく、
- なぜITなのか
- なぜその職種なのか
- なぜ今転職するのか
- 前職の経験をどう活かせるか
- 入社後に何を目指すのか
を説明できるようにします。
基礎学習を始める
エンジニアを目指す場合は、応募する職種に応じて基礎学習を始めておくとよいでしょう。
例えば、
- HTML/CSS
- JavaScript
- Python
- SQL
- Linux
- ネットワーク
などです。
すべてを学ぶ必要はありません。
目指す職種に必要な分野から始めることが重要です。
職務経歴書で前職の経験をIT職種につなげる
未経験者にとって、前職の経験は決して無意味ではありません。
例えば、
営業 → 顧客折衝・提案力
販売 → 顧客対応・課題把握
事務 → Excel・データ処理・業務改善
製造 → 品質管理・業務改善
など、IT職種で活かせる能力に変換できます。
面接で「なぜITなのか」を説明できるようにする
未経験転職では、これまでIT業務をしていないからこそ、
「なぜ今IT業界を目指すのか」
を説明できるようにしておきましょう。
転職エージェントを利用するときの注意点
すべての未経験求人が優良求人とは限らない
「未経験歓迎」という言葉だけで判断してはいけません。
確認したいのは、
- 実際の仕事内容
- 研修内容
- 配属先
- 給与
- 固定残業代
- 勤務時間
- 休日
- 転勤
- キャリアパス
などです。
特にエンジニア求人では、「入社後にどのような仕事をするのか」を確認しましょう。
紹介された求人をそのまま応募しない
エージェントから紹介された求人でも、応募するかどうかを決めるのは自分です。
企業の公式サイトや求人票も確認し、
「自分が納得して応募できる求人か」
を判断しましょう。
担当者と合わない場合は変更を相談する
担当者と希望条件が合わない場合、無理に活動を続ける必要はありません。
希望条件を伝え直したり、担当変更を相談したりする方法があります。
1社だけに頼りすぎない
エージェントによって得意分野や保有求人は異なります。
そのため、最初は2〜3社程度に相談し、
求人・担当者・サポートを比較する
方法がおすすめです。
未経験IT転職でよくある質問
未経験でもIT転職エージェントを利用できますか?
利用できるサービスはあります。
ただし、年齢、職歴、希望職種、勤務地などによって紹介できる求人は変わります。
登録時に「IT業界未経験」「エンジニア未経験」など、自分の経験を正確に伝えましょう。
転職エージェントは無料ですか?
求職者向けの転職エージェントサービスは無料で利用できるものが一般的です。
例えばGeeklyは転職支援サービスを完全無料と案内しています。
ただし、サービスごとに条件が異なる場合があるため、利用前に公式サイトの案内を確認してください。
30代未経験でもIT転職できますか?
可能性はあります。
ただし、年齢が上がるほど「未経験だから将来性だけで採用」という求人は限られる可能性があります。
そのため、
- 前職で培った経験
- IT学習
- 資格
- ポートフォリオ
- マネジメント経験
- 顧客折衝経験
など、自分が企業に提供できる価値を整理することが重要です。
プログラミング未経験でも大丈夫ですか?
プログラミング未経験でも応募可能な求人はあります。
ただし、すべてのエンジニア求人が未経験者を対象としているわけではありません。
エンジニアを目指す場合は、応募する職種に必要な基礎知識を確認し、可能な範囲で学習しておきましょう。
転職エージェントは何社利用すればいいですか?
最初は2〜3社程度を比較する方法があります。
登録数を増やしすぎると、面談や求人確認に時間がかかります。
「求人数」「求人の質」「担当者との相性」を比較し、自分に合うサービスに絞り込むとよいでしょう。
エージェントに断られたらどうすればいいですか?
1社に断られたからといって、IT転職そのものが不可能とは限りません。
エージェントごとに得意な年齢層・職種・経験・勤務地があります。
別のエージェントに相談するとともに、
- 希望職種
- 年齢
- 職歴
- IT学習状況
- 希望勤務地
などを見直してみましょう。
まとめ|未経験IT転職はエージェントを比較して選ぼう
未経験からIT業界へ転職する場合、転職エージェントを活用することで、求人探しだけでなく、キャリア相談や応募書類、面接対策までサポートを受けられます。
ただし、重要なのは「有名なエージェントに登録すること」ではありません。
自分の年齢・経験・希望職種・勤務地に合ったサービスを選ぶことです。
特に最初は、
- IT特化型
- 総合型
- 未経験・若手向け
などタイプの異なるサービスを2〜3社比較してみるとよいでしょう。
そして、紹介された求人をすべて応募するのではなく、仕事内容や研修、給与、勤務地、キャリアパスなどを確認したうえで応募先を決めてください。
未経験からのIT転職では、「IT業界に入りたい」だけで終わらせず、どの職種を目指し、これまでの経験をどう活かすのかまで整理することが重要です。
